RCE 脆弱性に対するセキュリティ修正を含む RDoc gem 6.3.4.1、 6.4.1.1、 6.5.1.1 および 6.6.3.1 をリリースしました。
この脆弱性は、 [CVE-2024-27281](https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-27281) として登録されています。

## 詳細

Ruby 3.3.0 以下の Ruby 3.x 系で配布されている.RDoc 6.3.3 から6.6.2 に問題が見つかりました。

RDoc の設定に使用される`.rdoc_options` ファイルを YAML 形式として解析する際に、復元可能なクラスに制限がないため、オブジェクトインジェクション及びそれに伴うリモートコード実行が可能です。

ドキュメントのキャッシュをロードする際に細工されたキャッシュがあった場合にも、オブジェクトインジェクション及びそれに伴うリモートコード実行が可能です。

## 推奨する対応

RDoc gem を 6.6.3.1 以上にアップデートすることを推奨します。古い系列の Ruby で同梱されているバージョンとの互換性を確保するためには、以下のようにアップデートできます：

* Ruby 3.0: `rdoc` を 6.3.4.1 にアップデート
* Ruby 3.1: `rdoc` を 6.4.1.1 にアップデート
* Ruby 3.2: `rdoc` を 6.5.1.1 にアップデート

`gem update rdoc` でアップデートできます。もし bundler を使っている場合は、 `Gemfile` に `gem "rdoc", ">= 6.6.3.1"` を追加してください。

注意: 6.3.4、 6.4.1、 6.5.1 及び 6.6.3 は不正な修正が含まれます。6.3.4.1、 6.4.1.1、 6.5.1.1 または 6.6.3.1 への修正を推奨します。

## 影響を受けるバージョン

* Ruby 3.0.6 以前
* Ruby 3.1.4 以前
* Ruby 3.2.3 以前
* Ruby 3.3.0
* RDoc gem 6.3.3 以前、修正されたバージョン (6.3.4、 6.4.1、 6.5.1) を除く 6.4.0 から6.6.2

## クレジット

この問題は [ooooooo_q](https://hackerone.com/ooooooo_q?type=user) によって報告されました。

## 更新履歴

* 2024-03-21 13:00:00 (JST) 初版
