Ruby 1.9.3 p0 リリース
Posted by Shota Fukumori on 31 Oct 2011
Ruby 1.9.3 の最初の正式版である ruby-1.9.3-p0 がリリースされました。これはRuby 1.9系統の最新版です。
所在
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1.9.2からの変更点
ライセンス
ライセンスが変更されました。
- RubyはGPLv2と"Ruby's"ライセンスでリリースされてきました。Ruby 1.9.3は2-clause BSDLとRuby'sライセンスでリリースされます。
エンコーディング
- Ruby 1.9.[0-2]ではSJISはShift_JISのaliasでしたが、Windows-31Jのaliasになりました。
- UTF-16、UTF-32、CP950、CP951という新しいエンコーディングが追加されました。
- RegexpsはUnicode 6.0の新しい文字とスクリプトをサポートするようになりました。
組み込みクラス
- ARGFにARGF.printやARGF.read_nonblockなどの新しいメソッドが追加されました。
- Array#pack、String#unpackにエンディアンを明示的に指定する修飾子が追加されました。
- Bignumで、大きな桁(内部表現で150桁以上)の整数の掛け算がToom-3アルゴリズムを使うようになり、高速化しました。
- File::NULLとFile::DIRECTという定数が追加されました。
- IO#putcがマルチバイト文字に対応しました。
- IO#advise、IO.write、IO.binwriteメソッドが追加されました。
- #__id__はBasicObjectのメソッドになりました。
- Kernel#randの引数としてRangeオブジェクトがサポートされました。
- Module#private_constant、Module#public_constantメソッドが追加されました。
- Random.randの引数に範囲を指定できるようになりました。
- String#prepend、String#bytesliceが追加されました。
- Time#strftimeが%:zと%::z.をサポートしました。
- Process#maxgroups と Process#maxgroups= は、補助グループを採用していない環境ではNotImplementedErrorがあがるようになりました。
標準添付ライブラリ
- io/console: 新しいライブラリです。
- openssl: 活発なメンテナを得たお陰で特段に改善してきています。
- test/unit: テストの並列実行をサポートします。
実装
- pathnameライブラリとdateライブラリはCで再実装されました。これによりパフォーマンスが向上します。
- VMのロック戦略が変わりました。
バグ修正以外の互換性の問題
- Rational#to_dの挙動が変わりました。精度として0または負の数を与えるとエラーになるようになりました。
また、日本語で書かれた紹介資料としては、<URL:http://www.slideshare.net/mrkn/ruby-193>などもどうぞ。
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