WEBrickのXSS脆弱性 (CVE-2010-0541)
Posted by maki on 16 Aug 2010
WEBrickにセキュリティ上の脆弱性が発見されました。この脆弱性はCVE-2010-0541として報告されているものです。
概要
WEBrickにはクロスサイトスクリプティング脆弱性がありました。これは攻撃者が工夫したURIを使用することにより、任意のスクリプトやHTMLの挿入を許してしまうものです。 この脆弱性はHTTP/1.1を厳密に実装したユーザエージェントに対しては影響ありませんが、そうではないユーザエージェントも存在しています。
対象となるバージョンは以下のものです。
- Ruby 1.8.6-p399 とそれ以前のバージョン
- Ruby 1.8.7-p299 とそれ以前のバージョン
- Ruby 1.9.1-p429 とそれ以前のバージョン
- Ruby 1.9.2 RC2 とそれ以前のバージョン
- Ruby 1.9開発版 (1.9.3dev).
該当するバージョンを利用されている方には、すみやかに最新のパッチレベルリリースにアップグレードすることを推奨します。
解決法
1.8.6と1.8.7、1.9.1の修正版リリースについては、以下の通りです。
- 1.8.6:
- 1.8.7: 1.8.7-p302 にアップグレードしてください。
- 1.9.1: 1.9.1-p430 にアップグレードしてください。
開発版については、開発用ブランチの最新のリビジョンに更新してください。
パッチを当てることにより自身で修正することもできます。対象となるファイルは $(libdir)/ruby/${ruby_version}/webrick/httpresponse.rb です。このパッチは <URL:https://cache.ruby-lang.org/pub/misc/webrick-cve-2010-0541.diff> より取得できます。これは Hirokazu NISHIO 氏により作成されたものです。
- SIZE:
- 466 bytes
- MD5:
- 395585e1aae7ddef842f0d1d9f5e6e07
- SHA256:
- 6bf7dea0fc78f0425f5cbb90f78c3485793f27bc60c11244b6ba4023445f3567
クレジット
この脆弱性はApple社により発見され、CVE-2010-0541として公開されたものを、Hideki Yamane氏がRubyセキュリティチームに報告したものです( [ruby-dev:42003] )。
更新履歴
- 2010-08-16 10:26:03 JST に最初の版を公開(日本語版注:日本語版は2010-08-16 12:39 JSTに公開)。
- 2010-08-16 21:28(JST) 1.9.1-p430と1.8.7-p302の記載とリンクを追加
最近のニュース
Ruby 4.0.0 リリース
Ruby 4.0.0 が公開されました。 Ruby 4.0 には “Ruby Box”、”ZJIT” ほか多数の改善が含まれています。
Posted by naruse on 25 Dec 2025
サイトのアイデンティティの再設計
サイトの包括的なデザインのアップデートを発表できることを嬉しく思います。今回の更新ではTaeko Akatsukaさんにデザインを担当していただきました。
Posted by Hiroshi SHIBATA on 22 Dec 2025
Ruby 4.0.0 preview3 リリース
Ruby 4.0.0-preview3 が公開されました。
Posted by naruse on 18 Dec 2025
Ruby 4.0.0 preview2 リリース
Ruby 4.0.0-preview2 が公開されました。Ruby 4.0では、Unicodeバージョンの17.0.0へのアップデートなど様々な改善が行われています。
Posted by naruse on 17 Nov 2025