サイトのアイデンティティの再設計

Posted by Hiroshi SHIBATA on 22 Dec 2025

サイトの包括的なデザインのアップデートを発表できることを嬉しく思います。今回の更新ではTaeko Akatsukaさんにデザインを担当していただきました。

サイトの更新をするにあたり、サイトのアイデンティティを 「人が集まる言語、人が見えるサイト」として再設計しました。

Rubyは30年間、「プログラマの幸福」を中心に据えてきた言語です。新しいキービジュアルでは、Rubyを取り巻く人々の存在を視覚的に表現しました。

手描きのイラストで描かれた多様な人物たちが、中心のRubyロゴから放射状に広がる構図は、世界中の開発者がRubyを通じてつながり、それぞれの現場で価値を生み出し、また身近なモチーフとともに Ruby を楽しんでいる様子を表しています。

現代のRubyが誇る エコシステム・生産性・コミュニティ という強みを伝えながら、創設以来変わらない楽しさ・親しみやすさ・手触りの良さを、温かみのあるビジュアルで体現しました。他のプログラミング言語サイトにはない、Rubyだからこそ成立する表現を目指しました。

Matz はエコシステム、生産性、コミュニティに加えて表現のシンプルさを Ruby の強みとして挙げています。新しいデザインでは、キービジュアルに続いて、Ruby のコードが表示され、プログラミング言語としての本質を強調しています。

コミュニティメンバーのインタビュー、写真なども交え、プログラミング言語の後ろに存在する多数の人の気配が感じられるサイトを意識しました。

新しいデザインによるサイト全体の更新は引き続き進行中です。リンク切れや一貫性の無さなど、改善すべき点がまだ多くあります。皆様からのフィードバックをお待ちしております。