「Rubyリファレンスマニュアル刷新計画」1.9.0リリース

リリースを間近に控えたRuby本体に先がけ、「Rubyリファレンスマニュアル刷新計画」の リリースパッケージが公開されました。

Rubyリファレンスマニュアル刷新計画は2006年初頭に青木峰郎さんによって始められた プロジェクトで、Rubyの完全な日本語リファレンスを作ることを目標に活動しています。

ダウンロード

また、https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/doc/ や、https://www.ruby-lang.org/ja/downloads/ の各ミラーサイトからもダウンロードできるようになる予定です。

パッケージ版にはコンパイル済みのデータベースと、コマンドライン用の リファレンス検索ツール「refe」の最新版が同梱されています。またWEBrick を利用した簡易Webサーバが含まれており、ネットワークがない環境でもWeb ブラウザでリファレンスが見られるようになっています。 詳しい使い方はプロジェクトのWikiページを参照してください。

新リファレンスの特徴

  • 組み込みライブラリのほぼ全てのメソッドに対し、内容の見直しを行いました。ruby 1.8.6 に対応しています (1.9.0には一部対応)。
  • 各メソッドに対し、引数・返り値の情報が付加されました。
  • 使用するRubyのバージョンに合わせたリファレンスを表示できるようになりました。
  • 書式のフォーマットがより厳密に規定されたので、よりプログラムで処理し易いデータを提供できるようになりました。

今後の予定

  • ruby 1.9.0への完全対応
  • 添付ライブラリへの完全対応
  • 「Ruby言語仕様」「Rubyの文法」のリライト
  • 管理システムの改善 (静的HTMLやinfo形式でのリファレンス提供等)

…などなど、「Rubyリファレンスマニュアル刷新計画」はまだまだたくさんの方の助力を必要としています。 協力していただける方は、HowToJoinを参考に メーリングリストにご参加ください。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。